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ドラマレビュー:あなたには帰る家がある:中谷美紀、玉木宏ほか

EPIC!なブログ

いや~、最終回まで圧巻でした。

TBSドラマ『あなたには帰る家がある』。

今期(2018年4~6月)唯一最後まで観たドラマですが、ここ最近の中でもかなり面白い部類に入ります(前期は『アンナチュラル』が一番面白かったです)。

ドラマは普段録画をして観ているのですが(CMを飛ばすため)、『あなたには帰る家がある』の最終回だけはリアルタイムで観てしまうほど面白かった。

これまで観たドラマで好きなのは『踊る大捜査線』『結婚できない男』『タイガー&ドラゴン』『リーガルハイ』などです。

※以下、ネタバレ注意です※

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『あなたには帰る家がある』とは

『あなたには帰る家がある』は、1994年に発表された直木賞作家・山本文緒さんの小説です。

2003年にもテレビドラマ化されており、今回が二回目のテレビドラマ化です。

私は原作の小説を読んでいないのですが、現代の設定に合わせるために所々改変された部分もあるみたいで、原作を知っている人も違った気持ちでテレビドラマを楽しむことが出来ると思います。

ドラマ『あなたには帰る家がある』のココが凄かった!

豪華俳優陣による熱演

主演の中谷美紀さんをはじめ、玉木宏さん、木村多江さん、ユースケ・サンタマリアさんといった実力派の俳優が揃い踏み。

「話題性を狙って(大根役者の)アイドルを起用する」といったことをしていないので、みなさんの演技が上手く、違和感を感じることなく自然と物語に引きこまれていきます。

中谷美紀さん、ドラマの最初の方では「劣化したなぁ…」と思ってしまいましたが、最終回ではすごく綺麗でした。

今考えれば「そういう演出だったんだろうな~」と納得。

私はこれまでテレビドラマをあまり見てこなかったので玉木宏さんがどのような人か存じ上げておりませんでしたが、”残念なイケメン”の役が凄く上手いなと思いました。

“イケメン”が”イケメン”の役を出来るのは当たり前で、”イケメン”でない役をどうこなせるかでその人の役者としての腕が推し量れると思うのですが、玉木宏さんの演技は本当に素晴らしかったです。

SMAPの木村さんもこういう役をこなすことが出来るなら、もっと演技の幅が広がるのにな~と思いました(『A LIFE』は途中で観るの止めました)。

玉木宏さん、ご結婚おめでとうございます。

今後の活躍も期待しています!

ユースケ・サンタマリアさんも、最初は陰湿で根暗な学校の先生(ホントにいそう!)だったのですが、最後は爽やかな雰囲気イケメンになってました。

一つのドラマでここまで表情や演技を変えて演じられるのは、本当に凄い。

木村多江さんも「おとなしいけど抜け目のない女」の役がハマっていました。

劇中では超絶嫌な役でしたが、撮影中に取材を受けたときの感じでは共演者同士の仲が良さそうでほっこりしました。

妻に聞いた話では、ユースケ・サンタマリアさんとは以前もNHKドラマ『カレ、夫、男友達 』で夫婦役をされていたそうで、機会があればそちらも見てみようかなと思います。

ストーリー

刑事ものとか、医療ものとか、”非日常”を感じることが出来るような設定ではなく、W不倫という探せばどこかに転がっていそうな出来事から物語はスタート。

“非現実的”と思わせる部分が殆どなく、日常の中に起きたW不倫という事件を軸に、二つの家族が再生していく様子を描いていくのは素晴らしかった。

「こんなのありえない!」というストーリーに対して「この先の展開が読めない」と感じるのも面白いのですが、現実世界を舞台にして”実際にありそう”な話をここまで魅力的に描いた手腕には脱帽です。

ユースケ・サンタマリアさんが演じる茄子田太郎が10話で見せた姿には、子供を持つ親は心を打たれるはず。

演出

コメディとシリアスの緩急が絶妙で、ドラマの1回1回があっという間に過ぎていきました。

コメディが多いと冗長になってしまうし、シリアスが続けば観るのに疲れてしまう。

『あなたには帰る家がある』ではコメディとシリアスのバランス感覚が良かったのと、実力ある俳優陣によるコメディということで違和感を感じることもなかったため、ドラマの最中に現実に引き戻されることがありませんでした。

「あなたには帰る家がある」

「あなたには帰る家がある」というタイトルのおかげで、劇中で色々と考えさせられる部分がありました。

そして、見失っていた家に帰る者、自らが捨てた家に帰る者、新しい家を見つける者、それぞれの結末も凄く良かったです。

まとめ

日常の些細なことをここまで面白くできるなんて、ドラマもまだまだ捨てたもんじゃないじゃん!

と思えるほど出来の良いドラマでした。

終わってしまうのが本当に名残惜しかったですが、最近のドラマの主流である”1クール10話”という枠を超えて11話までやってくれたのは嬉しかったです。

終わり方も綺麗でよかった。

劇中、中谷美紀さんが演じる佐藤(尾野)真弓が「”家”とは帰る場所のことではなく、帰るべき人のことだ。」という趣旨のことを言っていました。

このセリフ、とっても心に響くな~

と思ったのですが、そういえば20年前にも同じことを感じていました。

君を傷付けて いっぱい泣かせて 僕はもう眠れなくて
後悔してるのにまた繰り返す どうしようもなくダメなんだありがとうって思うことの方が断然多いのに
どうしてもっとうまい具合に話せないんだろう言葉一つ足りないくらいで 全部壊れてしまうような
かよわい絆ばかりじゃないだろう
さあ見つけるんだ 僕たちのHOME

これ、1998年に発売されたB’zの『HOME』という曲の歌詞なのですが、初めて聞いた時から今に至るまで、自分の中では不動のナンバーワンの曲です。

作詞をした稲葉さんは、この曲が発売された後のインタビューで「HOMEというのは自分の中のよりどころ、ゆるぎないもの」と言っていました。

今の私にとっての”帰る家”、そして”HOME”とは妻と子供ですが、『あなたには帰る家がある』は、そういう当たり前のものの大切さを気付かせてくれる素晴らしいドラマでした。

この記事を書いた人
ゴリップル

不労所得での生活を夢見るオスゴリラ。マッサージと節約が大好き。サビ残は大嫌い。職場で『ふるさと納税』『iDeCo』『つみたてNISA』の普及活動を推進。仮想通貨投資では10年先を見据えてXRP(リップル)に投資中。詳しいプロフィールはこちら

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